ikedatsushi8月14日3 分バングラデシュ政変と植民地支配2024年8月5日の報道によると、バングラデシュで20年以上に渡って首相を務めたシェイク・ハシナ氏がインドに国外脱出した。報道各社の論調では、1ヶ月前に公務員採用枠の割り当て制度をめぐる抗議デモの発生に原因があるとされているが、イギリスの植民統治に遡る歴史的視点はみられない...
ikedatsushi7月19日3 分インドのアフガニスタン大使館閉鎖の意味10月1日のTBSの報道によると、インドのアフガニスタン大使館は同日を以って閉鎖をすると発表した。インド政府がタリバン暫定政権との関係構築を目指しており、大使館への支援を縮小したことで人員や資金が不足して適切な業務ができなくなったと報じられているが、その意義について論じられ...
ikedatsushi5月18日3 分カシミール州の自治権剥奪で思うことインド最高裁判所は2023年12月11日付けでインド政府が2019年に公布したジャンムー・カシミール州の自治権を剥奪する大統領令を支持する判断を下した。カシミール紛争の舞台として知られる同州の歴史において、今回の最高裁の決定はどうのような意味を持っているのだろうか。その問い...
ikedatsushi5月18日3 分インドはなぜイスラエルを支持するのか2023年秋にパレスチナを実効支配するハマスがイスラエルに攻撃を開始した。インドがイスラエルを支持している理由としては、覇権をめぐる米国と中国、中東におけるサウジアラビアとイランの対立、隣国パキスタンとの関係などが指摘されているが、インド国内の歴史的な視点からの考察はない。...
ikedatsushi5月3日3 分カナダのシク教指導者はなぜ殺害されたのかシク教指導者の殺害をめぐって、カナダとインドが双方の外交官を国外追放にしたことが各メディアで報道されている。G20で議長国を務めたインドが国際的に注目されている中での衝撃的な出来事である。しかし、米国主導の民主主義陣営の結束に綻びが生じるという指摘があるが、そもそもインド政...
ikedatsushi5月3日3 分現役インド外相による『インド外交の流儀』を専門家が斬るインドの現外務大臣であるジャイシャンカル氏が上梓したThe India Way: Strategies for an Uncertain Worldが 2022年11月に邦訳出版された。最近インドがG20の議長国を務め、国名変更を模索するなど世界から注目を集めており、テレビ...
ikedatsushi5月3日2 分インドの国名変更問題を歴史と現在から紐解く2023年のG20はインドを議長国として開催された。そのタイミングでインドのモディ首相が国名をバーラトとして表記したことが議論を呼んでおり、様々なメディアが報じている。イギリスによる植民地支配を受けた歴史的背景や選挙が迫る中で国内政治をモディ首相が意識しているとの見方も出た...