インドの生活文化を日本と比べてみると、意外な共通点が多かった―若い世代にこそ知ってほしい、インドの“身近さ”―
- ikedatsushi
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インドと聞くと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。 「カレー」「IT大国」「ヨガ」「多宗教国家」など、どこか“遠い世界”の国という印象を持つ人も多いかもしれません。 しかし、実際にインドの生活文化をのぞいてみると、日本と驚くほど似ている点がいくつもあります。
本記事では、JOPIACが日々の交流活動の中で感じてきた、インドと日本の“意外な共通点”を、若い世代にも分かりやすく紹介します。 インドをより身近に感じるきっかけになれば嬉しいです。
① 家族を大切にする価値観は、インドも日本も同じ
インドでは、家族とのつながりがとても強く、休日には親戚が集まって食事をしたり、結婚式には数百人が参加したりすることも珍しくありません。 一見すると日本とは違うように見えますが、根底にある価値観はとても似ています。
親を敬う
家族の節目を大切にする
子どもの教育に力を入れる
これらは日本にも広く見られる価値観です。 特に地方都市では、親戚づきあいや地域コミュニティのつながりが今も残っており、インドの家族観と重なる部分が多くあります。

② 靴を脱ぐ文化はインドにもある
日本の生活習慣の象徴といえば「家に上がるときに靴を脱ぐ」こと。 実はインドでも、地域や家庭によっては同じ習慣があります。
特に南インドを中心に、多くの家庭では、家の中を清潔に保つために靴を脱ぐ家庭が多く、 「土足禁止」は日本人にとっても馴染み深い文化です。
また、寺院に入る際に靴を脱ぐのはインド全土で共通しており、 “神聖な場所を汚さない”という考え方は、日本の神社で手を清める習慣と通じるものがあります。

③ お米が主食の地域が多い
インドと聞くと「カレーとナン」というイメージを持つ人が多いでしょう。 しかし実際の生活文化を見てみると、インドの食卓はもっと多様で、日本と驚くほど似ている部分があります。
インドの主食は一言で「米」とは言えません。
北インドでは乾燥した気候に適した小麦が栽培され、チャパティやロティと呼ばれる薄いパンが日常食です。ナンは高級料理店や特別な場面で食べられるもので、家庭の食卓にはあまり登場しません。

南インドではモンスーンの影響で稲作が盛んで、米が主食。サンバルやラッサムといった汁物と一緒に食べるスタイルは、日本の「ご飯と味噌汁」に通じるものがあります。

つまり、日本と同じく“米文化”が根付いている地域があるという点は大きな共通点です。
日本:白米、炊き込みご飯、おにぎり
インド:ビリヤニ、レモンライス、サンバルライス

※ビリヤニは、イスラム教徒の食文化です。ですので、インドで大多数を占めるヒンドゥー教徒はそんなに食べません。
④ 礼儀を重んじる文化
インドでは、年上の人に対して敬意を示すことがとても重要です。 挨拶の「ナマステ」には、相手を尊重する意味が込められており、 日本の「よろしくお願いします」「お世話になります」といった丁寧な言葉遣いとよく似ています。
また、インドの若者は礼儀正しく、初対面でも丁寧に接してくれる人が多いです。 日本の若い世代がインドを訪れると、「思ったより礼儀正しい国だ」と驚くことも少なくありません。

⑤ 伝統と現代文化が共存している
日本では、神社やお祭りなどの伝統文化が、現代の生活と自然に共存しています。 インドも同じで、IT企業が立ち並ぶベンガルールでも、街角には寺院があり、 伝統行事や祭りが日常生活の中に息づいています。
日本:初詣、夏祭り、七五三
インド:ディワリ、ホーリー、ポンガル


どちらの国も、古くからの文化を大切にしながら、現代のライフスタイルを取り入れている点が共通しています。
⑥ 若者文化は驚くほど似ている
SNS、ファッション、音楽、ゲーム。 インドの若者文化は、日本と驚くほど近いものがあります。
InstagramやYouTubeはインドでも大人気
日本のアニメやゲームへの関心は近年高まっている
カフェで友達と過ごす文化も共通
特に都市部の若者は、日本の若者とほとんど同じ感覚で日常を楽しんでいます。 「インドの若者=保守的」というイメージは、実際に交流してみると大きく変わるはずです。
⑦ 違いを知るほど、共通点が見えてくる
もちろん、インドと日本には違いもあります。 気候、宗教、食文化、価値観など、異なる部分はたくさんあります。 しかし、その違いを理解したうえで交流してみると、 「思ったより似ている」「話が合う」という場面が多いことに気づきます。
JOPIACでは、文化・経済・教育など幅広い分野で日印交流を進めています。
インドを遠い国だと思っていた人も、 今回紹介した共通点をきっかけに、ぜひ一歩踏み出してみてください。 インドは、日本の若い世代にとって、想像以上に“親しみやすい国”です。



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